直前でスケジュールを変更される人の心理とは…？ [プライベート]
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長女とともに僕の実家に帰った。今の住んでいるマンションから電車を乗り継ぐこと１時間。
2ヵ月ぶりぐらいに帰省したので、祖母と再開した時の長女の嬉しさは見ているこちらが恥ずかしくなるくらい、駆け寄ってハグをしていた。相当嬉しかったのだろう。満面の笑みを浮かべていた。
笑顔だが、乳歯が抜け替わり、前歯がない状態だ。したがって、歯茎が前面の笑顔だった。幼さもあり、それとなく可愛いものだ。年齢が上がっていたら、見てくれはだいぶ変わっていただろう。子供の特権というものだ。
さて、夕食は何にするかと長女に祖母がリクエストをしていた。そしたら、「ちらし寿司がいい」って即答。祖母は、ちらし寿司の具材を購入し、入念に下ごしらえをしていた。シイタケを戻し、錦糸卵を一から作り、ニンジンやら酢飯なにかも炊き立てのご飯をつかって、せっせとこしらえていた。正味２時間は要したものと思われる。ここからだとソウルくらいは簡単に行けてしまう距離だ。
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いよいよ食べるときになって、長女が度肝を抜く発言をぶっ放してしまった。
「チラシ寿司いらん。白ごはんがいい」
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刹那の時間、耳を疑った。私の耳は二つあり、二つとも良好で感度は衰えていない。それなのに、耳の機能低下があったのかと思うくらい、恐ろしい長女の発言だった。
せっかく、時間と労力、それと孫のリクエストに応えようと真摯に取り組んだ祖母の気持ちはまるで斟酌できない長女の発言。親としては失格だ。
祖母はえらい、というか、孫にあまいのか、白ごはんを用意し、桜でんぶをふりかけて改めて準備してくれた。家の長女はとかく、直前で気持ちをかえてくる傾向が目立つ。ドタキャン児童といっても過言でないだろう。どのように修正を図るべきなのか育児論としてアイディアがほしいものだ。
とにかく、デリカシーがない長女だ。おそらく僕に似たのだろう。思い当たる節はいくつも散見される。将来がやや心配である。
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