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暗号機 エニグマを開発した研究者の人生がすごかった [豆知識]

パソコンで、作業をしているとあまり気づくことはないが、セキュリティーの問題で自動で暗号化する仕組みが整っている。自動だからとても重要なのに、気にならないようになっている。

今では解読を不可能とするために複数の暗号アルゴリズムで構成される複合式の暗号もあり、アルゴリズムの実行順序がダイナミックに変更されるという時代である。

今日は、暗号について調べてみようと思う。

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さかのぼること約100年前、エニグマって暗号機が発明された。エニグマ (Enigma) とは、第二次世界大戦のときにナチス・ドイツが用いていたことで有名なローター式暗号機のこと。幾つかの型がある。その暗号機の暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。


エニグマ暗号機は、1918年にドイツの発明家アラン・チューリングによって発明された電気機械式暗号機械で、1925年にはドイツ軍が正式採用し約3万台が軍用として使用されそうだ。大戦初期、エニグマは、ドイツ軍の快進撃に貢献していた。 ドイツ軍の U ボート と呼ばれた潜水艦は、連合国軍の船団に壊滅的ともいえる損害を与えてるほどになっていた。


やがて、連合国軍側も研究を重ね、実は、第二次世界大戦中に連合国側はエニグマ解読に成功していたが、その事実は徹底して秘密にされた。しかし、ドイツ軍は終戦までエニグマを使用し続けた。


で、誰か発明したのか…? 続きは後半で…。

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エニグマアランシューリング.jpg











発明したのは、アラン・チューリング 1912年6月23日生まれ、イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、コンピュータ科学者。暗号について研究をしていたが、彼にはある秘密があったのだ…。

それは、同性愛者であったということ。

同性愛が知ることとなったのは、相手の男性が自宅で盗みを働き、それを通報して、事件を警察に報告した。捜査の過程で、泥棒の手引きをした19歳の青年(マレー)と同性愛関係にあったことが警察の知るところとなった。

現在では考えられないことだが、当時のイギリスで同性愛は犯罪で、チューリングはその罪で逮捕されてしまう。1954年、同性愛で有罪判決を受け、精神科医にかかりホルモン治療の受けさせらるることになった。

2年後の1954年には、42歳で不審死をとげている。アラン チューリングは自宅で自殺した。死体のそばには、かじりかけのリンゴがあった。青酸カリにべっとり浸された毒リンゴ。

チューリングは余りにも国家機密を知っている為に毒リンゴを食べさせられたという説もあるほどた。

それから、死後数十年経って、彼の業績は、ようやく人々の知るところとなった。
追悼記念切手やコンピュータ開発における氏の貢献を綴った新書が発売されるなど、第二次世界大戦中に暗号解読に従事し大きな功績を残したチューリングを讃える動きが各所で見られる。

2009年のことだった、イギリスの首相が、チューリングを同性愛の罪で逮捕した事をようやく謝罪した。
チューリングについては長い間、同性愛者と科学者の双方から名誉回復が求められていた。

"電子計算機の父"チューリングに英首相が公式謝罪し、 55年ぶりに名誉回復へとつながった。

数奇な人生をたどる研究者もいるものだ。今は認められなくてもいつか認められる日がくるそんな勇気をもらえる話だった。

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